大丈夫

私は、
「禅語を広めたい」と
思っております。

なぜならば、

禅語は美しいから

です。



字、よみ、意味
すべてが奥深く
美しい世界に包まれています。



この禅語の世界をお伝えしたく、
私なりに考えて

「禅語カード」

を作っております。




そして、
本日ご紹介しますのは…

大丈夫(だいじょうぶ)


です。





この禅語には、ストーリーがあります。


・・・


室町時代の禅僧で有名な

一休さん


一休さんは、
亡くなる前に、
1通の手紙を残しました。


残された弟子たちに、

「私が死んだあと、
 困ったとき・苦しいときに
 この手紙を読みなさい」

と書き残したのです。



さて。数年後。
弟子たちにとって、
本当に困って・苦しいときがやってきました。



そして、
開いてみた手紙。


そこには・・・

「大丈夫
 心配するな
 なんとかなる」

と書いてあったのです。





なんとまぁ。
壮大なコントでは

ありませんか。




一休さんは、
そういった破天荒なお人柄だったと
言い伝えられています。



お弟子さんたちは、
緊迫し、
藁をもすがる思いだった
ことと思います。


が…

一気に肩の力が抜けた

ことでしょう。




さて。
現代も同じこと。



思いつめて
気を張っても、
なかなか思うようにはいかず。



むしろ

手放した方が
うまくいくこと

が多いと思いませんか。



ピンチのときに、
この禅語を
思い出してみてください。

ふっと
鼻から息が漏れて

余分な力が抜けることと思います。




本日は、
「大丈夫」(だいじょうぶ)
をご紹介いたしました。


ありがとうございました。