世田谷にある龍雲寺さんに伺って
曝涼展を拝見してきました。
夏や秋の天気のよい乾燥した日に
衣類や書籍などを日にさらし風を通すことを
曝涼というそうです。
それならば大勢のお目にかけましょうという
何ともありがたい機会を作ってくださり
盤珪禅師、白隠禅師の
たくさんの禅画・墨蹟を展示してくださいました。
御住職の細川 晋輔様にもお目にかかれて
ご挨拶することができました。
私は何しろ浅学ですので
よくわかっていないことが多々あるのですが
私がインスピレーションで感じた禅画を
いくつかご紹介させていただきますね。
![](https://www.xn--93q40wiy9az0i.com/wp-content/uploads/2023/06/312273996_1114712456073245_7453858920347814059_n.jpg)
とっても素敵だと思ったけれど
見返してみると文字の部分の意味はわかりません。
すごく真っ平らなお気持ちで坐しているお姿かと思います。
![](https://www.xn--93q40wiy9az0i.com/wp-content/uploads/2023/06/313404619_1114705592740598_7353043829531234070_n.jpg)
猿が水に映った月を取ろうとするけれど枝が折れ
水中に落ちてしまうという話から
妄想(水に映った月)を真理と思って求めることのたとえ。
かわいいお猿さんの画ではないんですね…
私は何度こういう過ちをおかしたかな?と思ったら
数えきれないくらいだと思いました。
![](https://www.xn--93q40wiy9az0i.com/wp-content/uploads/2023/06/312230483_1114712462739911_653995658086358322_n.jpg)
布袋は白隠禅師の化身だそうで
つまりは自画像だそうです。
わいわい天王というのは
お札を配って金銭を乞いながら歩いた様子だそうです。
布袋がわいわい天王になって
人々の幸福を願っているんですね。
私もそういう存在になりたいです。