龍雲寺 曝涼展

世田谷にある龍雲寺さんに伺って
曝涼展を拝見してきました。

夏や秋の天気のよい乾燥した日に
衣類や書籍などを日にさらし風を通すことを
曝涼というそうです。


それならば大勢のお目にかけましょうという
何ともありがたい機会を作ってくださり

盤珪禅師、白隠禅師の
たくさんの禅画・墨蹟を展示してくださいました。

御住職の細川 晋輔様にもお目にかかれて
ご挨拶することができました。


私は何しろ浅学ですので
よくわかっていないことが多々あるのですが
私がインスピレーションで感じた禅画を
いくつかご紹介させていただきますね。

【草坐達磨図】

とっても素敵だと思ったけれど
見返してみると文字の部分の意味はわかりません。

すごく真っ平らなお気持ちで坐しているお姿かと思います。
【猿猴捉月(えんこうそくげつ)】
猿が水に映った月を取ろうとするけれど枝が折れ
水中に落ちてしまうという話から
妄想(水に映った月)を真理と思って求めることのたとえ。

かわいいお猿さんの画ではないんですね…

私は何度こういう過ちをおかしたかな?と思ったら
数えきれないくらいだと思いました。
【わいわい天王(布袋)】

布袋は白隠禅師の化身だそうで
つまりは自画像だそうです。

わいわい天王というのは
お札を配って金銭を乞いながら歩いた様子だそうです。

布袋がわいわい天王になって
人々の幸福を願っているんですね。

私もそういう存在になりたいです。